Chef

コルカタ

30年

16年

日本が大好き。とっても優しいけど、1本筋が通っていて本当の強さを持ち合わせた人物。自分の料理が作り出すお客様の笑顔は、お金では買えない価値のあるものだといつも言う。料理やスパイスのことを語らせたら止まらない。お客様の声にいつも耳を傾け、コミュニケーションを大事にしている。「自分自身、インド人シェフたち、リスタは成長し続けます！」

子どもの頃から料理を作るのが大好きで、14歳の時に南インドに行き五つ星ホテルで修業を始めました。インドの料理人制度は非常に細分化されていてステップアップがなかなか難しいです。最初の3年間はスパイスの勉強、その後フライパンを握らせてもらうのに5年かかります。京都のレストランを経営していた親戚に声を掛けられジャパンライフをスタートしました。日本の全てが衝撃でした。政治不安のなさ、衛生基準の高さ、日本人の真面目さからくる優しいエピソードなど全てが…。その後、千葉のお店で白鳥さんに出会いました。出会ったお店は残念ながらなくなっちゃったけれど、『RISHTA』に誘ってもらえた時はとても嬉しかった。またビジネスとして経営陣に迎えられたことも誇らしかったです。

ナンとは違う「ドーサ」をもっと多くの人に食べて欲しいです。小麦を使わずに、ウラド豆と米粉を発酵させた生地をクレープのように薄く伸ばして焼く食べ物で、とても身体にいい。恵美さんのご実家が栽培した辰野町小野産米で、RISHTA版のドーサを完成させました。日本のお米は甘く粘り気があり、クリスピーなインドの米とは異なったけれど研究して辿り着いたこだわりの味です。はぜ掛け米のドーサをせひ一度堪能してください。